岡山県立記録資料館

古文書

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目録情報

資料群名

 記録資料館所蔵児島郡粒浦村小川家資料

請求番号

C00033-005569

標題

 〔犬養毅宛犬養当弘・小川十万太書状〕

年代

明治10年10月10日 -

作成者

犬養当弘・小川十万太

宛名

犬養毅

形態

書状

数量

1綴

内容備考

戦争状況問合せ及近況報告、朱書(木堂宛熊本鎮台気付、配達不能ニ付 返送セラル分)

公開情報

公開

展示

所蔵資料展 84回

キャプション等

犬養毅は藤田(林)茂吉から、郵便報知新聞に寄稿して、その原稿料で 慶應義塾へ入ることを提案されます。明治9年(1876)に入学し、記者と 学生の二重生活を送りました。 明治10年(1877)2月、西郷隆盛を擁する薩摩士族による反乱が起こる と、毅は戦地へ赴き戦況を伝えました。3月中旬の田原坂の戦いの最中 で、「戦地直報」として104回にも及ぶ戦記は読者の間で評判となりま した。 資料は、兄の当弘と従兄の小川十万太から戦地にいる毅へ宛てた手紙です。 当弘は郵便報知新聞で毅の奔走ぶりと戦況を推読していること、過般の 戦いで賊将(西郷隆盛)戦死について読んだことを記しています。 この頃九州地方でコレラが流行しており、当弘は岡山ではまだ流行して いないので安心してほしいことを伝えています。また、新聞でコレラ 流行のことを知った十万太は、「用心専一に」と書いています。 この手紙は配送不能のため戻され、毅の手元に届かなかったことが、 後に添付された朱書きの付紙からわかります。

このページのURL

http://archives.pref.okayama.jp/infolib/search/M2023021917020909351